子育て

熱中症(軽度)になってわかったこと 熱中症の症状を説明するのは難しい

こんにちは!トモママです!
まだまだ夏真っ盛り、今日も暑くなる予報ですよね。

熱中症、大丈夫でしょうか?

私はついこの前、熱中症(軽度)になってしまいました。

熱中症になるまでの行動


この日、私はとあるセミナーに参加するために渋谷へ出かけて行ったのですが、

私がお日様の下と外気温の中で活動したのって、

  • 自宅から保育園まで2分(徒歩)
  • 自宅から最寄駅までの10分(チャリ)
  • 最寄りから渋谷駅会場まで15分(徒歩)
  • 会場から渋谷駅までの15分(徒歩)
  • 渋谷駅で電車を待つ10分
  • 最寄り駅からレストランまで10分(チャリ)

こんなもんです。

15分以上お日様の下にいてめちゃくちゃ激しく動いていたわけではありません。

が、

昼間の渋谷の気温は37℃

iphoneの天気アプリで見た体感温度は46℃

・・・実際渋谷駅はサウナみたいな湿度と暑さではありました。

水分もとってるし・・・大丈夫!と油断していました。

そして、レストランの席についた時に、「あれれ?」と私の体に起こっている異変に気づき始めました。

【体験】熱中症の症状

今年は熱中症でなくなった小学生の男の子の事件をきっかけに、熱中症について調べることが多くなりました。

子供の熱中症で詳しいのは、こちらのサイトです。

私はまさに、軽度の熱中症の症状の多くに当てはまりました。

熱中症(軽度)の症状

  • めまい
  • 立ちくらみ
  • どんどん汗をかく
  • 手足のしびれ
  • 気分の不快感

ここまで当てはまっていました。

こむら返りや足がつるっていうことはなかったんですけど、プラスして私の場合は、

  • 呼吸数の増加

という症状がありました。

めまい・立ちくらみ

私の血圧は普段から低いです。上は80〜90で、下は60~70くらいです。

低いときは上が60台だったことがあって、看護師さんに「大丈夫?倒れない?」って心配されたことがあります。

なので、起立性低血圧によるめまいや立ちくらみとはお友達ってくらい度々起こっていることではあるんですね。

でも、このときはレストランで座っているにも関わらず、

スゥ〜〜〜〜っとするような感覚に襲われることが何度かあって、

「あ、あかんかもしれん」

と思ったんですね。

このときネットで調べたのは、「熱中症ゼロへ」というプロジェクトのページでした。

私に起こっていることはまさに、”熱失神”の症状なんだなと理解しました。

熱失神とは「皮膚血管拡張によって血圧が低下し、脳への血流が悪くなることで起こる」と書いてありました。

脳への血流”、これが足りてないんだろうなぁと感じました。

どんどん汗をかく

汗、すごかったですよ。

背中や胸、首や額から汗が流れ出てきました。

暑いからな〜そりゃ汗かくよね、くらいにしか考えていませんでした。

体から汗として水分が抜けているんですから、

もっと意識的に水分とっておけばよかったなって反省しました

もし、我が子が汗をかいていたら、

「あ、すっごい汗かいてるな」って目で見て判断ができますよね。

汗かいている様子があれば、水分補給を促すのはとても大事だと思います。

熱中症の初期症状の中で目で見て判断できることって
めまいや立ちくらみ、汗をかく、筋肉の痙攣、くらいなので、

目で見てわかるうちに対処していくことがとても大切だなと感じました。

手足のしびれ

これが結構表現しにくいなぁと思ったんですね。

でもね、確実にいつもより体がだるかったですし、微弱電流が流れているような感じでした。

足がしびれた時ってピーク時は

しびれてる〜〜〜〜〜痛い〜〜〜

って思うと思うんですけど、今回私が経験したのは、足がしびれた時のビリビリ感とは違って、本当に軽微なしびれ感でした。

ピリピリしているな〜っていう感じです。

両腕(肩から肘にかけて)と両脚(足の付けあたり)が今回しびれていたのですが、普段の状態とは違うので何か体の中で起こっているんだなと思いました。

子供がこのピリピリ感を言葉で説明できるかな〜って考えた時に、
おそらく難しいんじゃないかな〜と感じました。

たとえば、

手足をぶらぶら遊ばせる動作が増えたりとか(大人の私もぶらぶらしました)、

疲れた、しんどい、だるい、横になりたい、などの言葉でそれを表現することもあるかもしれませんし、

何も言えない子もいるかもしれません。

お子さんがふらついていたり、しんどい、疲れたというとき、目で見ていつもと違うときは、水分補給、涼しい場所で休憩するなど気を配ってあげてほしいなぁと思いました。

大人のように自分の状態について言葉にできる年齢であっても熱中症でなくなってしまう方がいます。

子供はどうでしょうか?

今の体の状態を表現できないということは容易に想像できますよね

私たち大人が子供の変化を見逃さないことがとても大事になりそうですよね。

呼吸数の増加


私の症状は、プラスして呼吸数の増加と脈拍に弱さがありました。

普段スマートウォッチをつけて脈拍を測ってるんですが、 普段は80〜90くらいです。

ちょっと走ると115程度になります。

今回、スゥ〜っと意識が遠のきそうになっている時に測ったら、60ほどしかなく、指で脈を取ろうにも弱くて脈を取れる場所が見つけにくい状態でした。

こちらのサイトに記載があったのですが、

脈が早くて、弱くなる

という記載を見て、「私の脈は弱くなっていたみたいだ」と感じました。

血圧が下がっていたのだと思います。

この状態で私は呼吸をたくさんしないとしんどくって、ずっと目を瞑って深呼吸をしていました。

脈の速さは、すっごく遅いってわけでもありませんでした。

ただ、「弱い」「脈を取りにくい」というのがとても気になっていました。

手足のしびれ+呼吸数の増加

が起こっている時、正直「動きたくないな」と思いました。
だるくってしんどくって、立つと倒れちゃいそうで。

子供だったらどう表現するんだろう・・?と考えていたのですが、

動きたくない」「いやだ」といって、あるいは、「・・・・・(沈黙)」と何も言えずに動かないかもしれません。

無理に立たせたり、歩かせたりすると、倒れてしまうかもしれません。

お子様の状態をよく見て、いつもと違うなというのは普段のようすをしお父さんお母さんが一番早く気がついてあげられますよね

無理をさせないようにしたいですね!

私が熱中症に気づいてからしたこと

熱中症になってしまった私がしたことはこちらです。

  1. 水を飲む
  2. 塩分・糖分をとる
  3. 着ているものを減らす
  4. 涼しい部屋で過ごす
  5. 頚動脈を冷やす

水を飲む

レストランで飲んだ水の量は、おそらくですが1リットルは軽く超えていると思います。

お店の方に10回ほどお冷を入れ直していただきましたから。

途中食事(糖分・塩分補給)を挟みながら、何度も何度も口にコップを運びお水をたくさん飲みました。

塩分・糖分をとる

私が行きたかったのは大好きなカレー屋さん。

カレーを注文しました。

いつもなら30分もあれば食べきれるレディースサイズなのですが、この日は違いました。食べきるのに1時間ほどかかりました。

呼吸数が多いのと手足のしびれと戦いながら休み休み食べたからです。

フワ〜っと意識が飛びかけることもありましたが、とにかく「塩分・糖分・水分」を取らないとやばいぞと脳から指令が出ておりましたので、頑張って口に運びました。

食事ができてるっていうのも軽症だという証拠ですよね。

着ているものを減らす

私は、夏でも長袖を着ないと風邪を引きやすい体質ということもあり、
かなり暑くても長袖のカーディガンを着ています。

この日はノースリーブのブラックワンピースに長袖のカーディガンを着ていました。

見るからに暑そうなコーディネートw

体感温度46℃の渋谷もカーディガンを着て歩きました。

これがよくなかった可能性もありますね。

なのでレストランについてすぐ、カーディガンを脱ぎました。

お見せしたくもないたくましい二の腕を惜しげも無く出して冷やすことに専念しました。

お子さんだったら2枚シャツを着ていたら1枚に減らしたり、
半袖をノースリーブにしたり、下着だけにしたり、靴下を脱がせたりして、
着ているものを減らして体に熱がこもるのを防ぎたいですね!

涼しいところで過ごす

レストランで熱中症に気づいてしまった私は、

「症状がおさまるまで、ここにいよう」と決意しました。

レストランの中はとても涼しく快適でした。横になれたらもっとよかったなぁと思うこともありましたが、今できるベストを尽くさなければと思いました。

お店の方に「ちょっと熱中症気味になってしまい・・・」と事情を説明しておいたのでゆっくり過ごすことができました。

頚動脈を冷やす

お店の人に事情をお話ししたところ、私にわざわざ綺麗なタオルに包まれた保冷剤を持ってきてくださいました。

もちろんありがたくお借りして、頚動脈を冷やしました。

熱中症になった時、頚動脈わき脚の付け根を冷やすという対処法を目にすることがあると思いますが、やらないよりやったほうがいいと思います。

お店の滞在時間1.5時間でようやく「大丈夫そう。帰宅するために自転車こぐことができそう」と思うことができました。

まとめ

よくよく考えてみると私が熱中症になってしまったのは、暑かったということのほかにも要因があるように感じます。

  1. 寝不足(その前日は帰省準備をしており朝4時まで作業していた)
  2. 水分不足(朝起きてから飲んだ水分量が少なすぎる)

この2つが熱中症を後押ししたんだろうなぁと今では思っています。

熱中症だと感じたら、とにかくこの2つに取り組みましょう。

  1. 体を冷やす・・・涼しい場所で休む、水分補給、首・わき・脚の付け根を冷やす
  2. 塩分と糖分を摂取する・・・スポーツドリンク、熱中症予防の飴やタブレット

歩けない、倒れそう、めまいがひどいなど1人で行動ができないときは、遠慮なく救急車を呼ぶべきです。

いつもと違うなという微細な違いを見逃さないようにしたいですね!

お子さんの熱中症は普段の状態を知っているお父さんお母さんがいち早くその変化に気づくことができます

熱中症はなってからの対応ももちろん大切なのですが、熱中症にならないようにすることも同じくらいとても大切ですよね。

それに、熱中症の予防も熱中症になってからの対処法も同じですよね。

  • 水分補給
  • 塩分・糖分の摂取
  • 涼しい場所で過ごす

尋常ではない今年の夏の暑さを乗り越えるために心がけていきましょう。

いつもと違うな・・というその感覚を見逃さないでくださいね!

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